大森駅を出て山王口交差点を過ぎると、大森貝塚入口の案内があります。
明治十年(1877年)アメリカの動物学者E・S・モースによって発見・発掘された日本考古学上最初の遺跡。
大森貝塚の所在地については長い間、品川区説と大田区説があったそうです。
後の調査で「大森貝塚」があったのは品川区内ということがはっきりしましたが、
そんな経緯があって発掘記念碑は大田区・品川区の両方に建てられています。
こちらは大田区側にある大森貝塚(墟)の発掘記念碑。
モース博士が “SHELL MOUNDS OF OMORI” と書いたので“大森貝塚”
プレートに「日本電信電話公社」の名があるのは、ここがその敷地だからでしょう。
現在はNTTデータ(NTT DATA大森山王ビル)・・・別の意味で歴史を感じます(笑)
モース博士が横浜から新橋へ向かう列車の車窓から
崖に貝殻が積み重なっているのを見つけたのが発掘調査を行うきっかけだったのだとか。
現在も電車の中から発掘記念碑を見ることができます。
大田区山王一丁目3番