大崎八幡宮(大崎八幡神社)
一之鳥居は作並街道と呼ばれる国道48号線沿いにあります。
二之鳥居は寛文八年(1668年)四代藩主伊達綱村公により寄進されたもの。
宮城県指定有形文化財
三之鳥居は享保三年(1718年)伊達吉村公により寄進されたもの。
振り返ると大崎八幡宮創建時からの大石段。
大石段は仙台市登録文化財
表参道を進むと手水舎が見えてきます。
振り返ると鬱蒼とした杉木立ち。
長床
長床は重要文化財
創建年月不明ながら安土桃山時代の建築として国より重要文化財の指定を受けています。
御社殿
御社殿は、伊達政宗公の命により慶長九年(1604年)より十二年にかけ造営されたもの。
御社殿は安土桃山時代の文化を今に伝える華麗な建物。
権現造りと言われる建築様式。上部は鮮やかな極彩色、下部は落ち着いた黒漆塗り。
昭和二十七年には国宝に指定。
御社殿は華麗な権現造り、長床は対照的に簡素な素木造り。
その対比が桃山文化の粋なのでしょうね。
大崎八幡宮(大崎八幡神社)
仙台市青葉区八幡4-6-1
その他の情報は
北参道の鳥居は平成十七年(2005年)に建造された新しい物。
北参道は駐車場直結なので階段の上り下りをしたくない時にはこちらが便利。
御社殿の脇にある日時計は、「子平町」の町名の由来となっている林子平の作と伝えられています。
かつては神馬の銅像があったそうですが、大戦時の金属供出に遭い撤去。
その台座に「石絵馬」と呼ばれる碑が昭和三十年に建立されました。
もともとは「大崎八幡宮」だったけど明治以降は「大崎八幡神社」と称していたのが、
平成九年(1997年)に社名を“大崎八幡宮”に復したのだそうです。
そんな事情があって、古い物と新しく書かれた物は「八幡宮」になっていますが、
その間に作られたものは「大崎八幡神社」と書かれています。